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世界名作劇場「赤毛のアン」に学ぶ

私と同じくらいの世代の人は知っている世界名作劇場。
私はその世界名作劇場のDVDを毎週1本レンタルしている。

その中でも、私が本当に素晴らしいと感じたのは
以外にも「赤毛のアン」だった。

いや、"以外にも"というのは、
よくなかったと思っていたわけではなく、
私の記憶にあまり残っていなかった作品だからだ。
たぶん幼すぎたのかもしれない。
子供の頃私の記憶に残っていた作品は
「ふしぎの島のフローネ」とか「小公女セーラ」とか「ロミオの青い空」で
もちろんそれらも素晴らしいのだけれど、
今大人になってから見て一番素晴らしいと感じたのが「赤毛のアン」だった。

作られた年代が古いので、今のアニメーション技術を見慣れているとそういう面では物足りなさがあるかもしれないが私はじゅうぶんに引き込まれてその世界の美しさを感じ取れた。
現在のアニメでは考えられないが、アンと親友のダイアナが1話(約30分)ずっと森の中で遊んでいるだけの回もあるのだけど、それが逆に"子供の頃感じていた感覚"をリアルに思い出させてくれる。
ゲームや刺激的なアニメがなかった時代。
友達が初めて出来た時の感覚。四季の空気。
私たちはこうして遊び、小さな日常の変化に喜びや驚きを感じ、自然の中でたくさんの発見をしたのだ。

「赤毛のアン」は、スタジオジブリの長編作品を見ているような感覚になる。
スタジオジブリ・・
ハッと思い、エンディングロールを見てみると
宮崎駿さんや高畑勲さんの名前が!
宮崎駿さんは前半の幼少時代を担当している。
確かに前半の作品は宮崎駿さんらしい感じがある。
そうか。そうだったんだ。
だから初めてジブリ作品を見た時のようなドキドキした感覚があったんだ。

名作をアニメ化しているだけあり、ストーリーが本当に素晴らしい。
原作も読みたくなったので本気で買うつもりだ。

私は1本の4話の中で必ず泣いているのだけど
「赤毛のアン」はかわいそうな話ではない。
それは私が、子供の感覚と、母親の感覚と、"家族"がいなかった感覚を持っているせいなのかもしれない。
「赤毛のアン」は元気が出る作品であり
ママたちにみんなに見てほしい作品である。

私が残念に思うのは、毎週1本ずつレンタルしに行くのだけど
どうやら私しか世界名作劇場をレンタルしている様子がないということだ。
「赤毛のアン」に限らず他の作品もいつも必ずある。
大手のレンタルショップですごい人なのにも関わらずだ。
プリキュアとかポケモンなどのDVDはほとんど空になっているのに。
ピカピカチカチカドカーンってしている作品を見てしまうと
子供は単純なのでそちらが良くなってしまう。
できれば小学生まではテレビやDVDを見せたくないし
テレビはほとんどつけないようにしているけれど、
DVDを見せるならせめてピカピカチカチカドカーンってしていない
子供の心に良い作品を見せるようにしたい。

自然の中に刺激を感じることができる感性を持って大人になったのなら
人間はバーチャルに刺激を求めることはしないだろう。

time 2007.12.16 (Sun)

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