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夏の初まりの浴衣と手の中の記憶

終わっていたり
終わっていなかったり

消えていたはずの
あの日の
祭の音も

夏の初まりの浴衣と手の中の記憶

大切にしたいと願っていたけれど
なくなってしまったものよりも

大切なものに気付かずに
自分であの日に置いてきてしまったものを
どうして
思い出すのだろうか

ずっと忘れていたんだ
また同じ場所に立つまでは

まだ初々しい浴衣を着た
あの夏の初まりの
祭の日の帰り道

温かく汗ばんだ君の手の中に


time 2008.07.21 (Mon) 10:53

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